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帰ってきたストロベリーズ通信

2009/12/18

『 ONE FOR ALL, ALL FOR ONE + ALL FOR ALL 』


ストロベリーズ秋の大会も終盤に差し掛かり、この日の相手はうずま・烏山・鹿沼連合。
この秋の大会は第一試合のタッチジャッジは第二試合のチームから、第二試合のタッチジャッジは第一試合のチームから出す事になっているので、皆で分担してやりましょうと呼びかけた所、試合前、やってもいいよと数人が集まり、「ここは俺が!」「いやいや俺が!「やっぱり俺が…」「じゃどうぞどうぞ!」ってダチョウ倶楽部か!(笑)。
この日はいつものヴォルツのサポート隊に加え、前キャプテンの佐藤ちゃんが仙台から「ニュー苺ジャージが着たくて」と駆け付け、更に就活中の石島も「いい仕事あったら紹介して下さい!」と就職活動の一環として参加するなどいつも以上に多彩な顔ぶれ。相手チームが人数足らないというので山科、有馬に相手チームで出て貰い人数合わせてキックオフ。

この秋、絶好調のストロベリーズ、前の試合から間隔空いたので休養バッチリのストロベリーズ、何度かプレーする内に今日はいける!と感触をつかみ徐々にトライを重ねていく。
顔面骨折から復帰したキャプテン佐々木の復活トライや、フッカー河埜は相手チームで出場した山科とボールを競り合いトライ。山科も昔は相手チームで出場して空気を読まずに同じチームのゴル先輩にアバラ折りタックル決めたりしたものだが、どうやら空気を読む事を覚えたようだ(笑)。月日は人を変えるんだね。
またこの日センターに入った安納から何故かこの日ウイングのエイジにボールが渡るか!?というシーンでは安納、エイジを一瞬チラ見するも何事も無かったかのように内にステップ切ってそのままトライ。ただ、エイジの不敵な笑みは「俺が外に居たのが相手ディフェンスに効いたな」と言っているかのようだったが、メンバー一同、「それは無い」(笑)。
そしてこの日も2トライをあげ、今やすっかりトライゲッターの向田さん、味方の蹴ったボールにすかさず反応するもキッカーより前にいた為、オフサイド。うーん、向田さん、トライの次はオフサイドも覚えましょう。まぁ、ラグビーはしょっちゅうルールが小変更になるから新しいルールを覚えるのも大変だし、実際ストロベリーズの大半のメンバーは昔のルールでやってるけど。

時代も変わればルールも変わる。が、しかーし!そんな中、変わらないものもある。それはボールを追いかけている時のわくわく感であり、ボールを持って走る時の爽快感であり、タックルの決まった時のヨシッ!っていう達成感であり、そして仲間を思いやり、喜びを分かち合う幸福感だろう。
この日も怪我をした訳でも無いし、まだまだプレーしたいだろうに、「もうお腹一杯」「疲れた」「○○、交代しようぜ」と次々に控えのメンバーと交代し、遂にこの日来たメンバー全員が出場。   いつも自ら交代を買って出てくれる木村、高野さん、ゴル…じゃなかった小堀、守友(まぁ守友は実際傷むケースも多いけど)この日誕生日の中澤、入野さん。
あくまでストロベリーズの試合とはいえ、実際問題としてヴォルツに助っ人や応援などのサポートをして貰わないとままならないストロベリーズ。誰だって盛り上がっている試合で途中交代はしたくないけど、試合に出たいのはみんな一緒。こうした人達が途中交代してくれるお陰で替わりに出られるメンバーもいる訳で、サポートに来てくれる人達も試合に出られるなら出たいと思ってるだろうしね。
また今回相手チームで出てくれた山科、有馬。誰も相手チームで出たくは無いだろうけど、お陰でお互い15人で試合をする事が出来た。あと試合前、タッチジャッジやってもいいよと集まってくれた植木さん、木村、ゴル…じゃなかった小堀。実際にやってくれた吉田、増渕。 そして毎回、休日にも関わらずサポートに来てくれるヴォルツのメンバー達。
こうした誰かがやらなければならない事や試合のサポート、交代を買って出てくれる人達がいるからこそ、ストロベリーズは上手く回ってるんだと思う。 逆に言えばストロベリーズがエンジョイ出来るのもこうした人達の支えがあってこそ。普段あまり意識される事もないし誉められる事も無いけど、ハッキリ言ってこういう人達、こういう行為はエライ!本当にエライ!もっと評価されていいし、評価されるべき。

ラグビーには「ワンフォアオール、オールフォアワン(一人はみんなの為に、みんなは一人の為に)」という言葉があるが、ストロベリーズにはもう一つ「オールフォアオール(みんながみんなの為に)」ってのがあったんだね。
「イチゴとカミナリちからを合わせてみんなでエンジョイを~♪ストロベリ~ヴォルツ♪」って感じ?

で試合の方は前半15ー5、後半43ー0、トータル58ー5で勝利。

今回、ストロベリーズのエンジョイラグビーを陰で支えている人達にフォーカスを当てたけど、これからはそうした人達にも目を向け特定の人だけが負担する事なく、みんながみんな気持ち良くエンジョイ出来るよう…またグランドで会いましょう。