2009/04/10
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『今日の日を忘れない '09春 』
ストロベリーズ創設時から不動の三番にして前キャプテンの佐藤ちゃんが転勤で宮城に帰る事になった。 練習でも試合でも、飲み会でもヴォルツの応援でも、いつも佐藤ちゃんがいるのが当たり前だったから、いなくなるのが信じられなかった。信じたくなかった。 だから送別会をやらなきゃとは思いながらも、出来ればやりたくなかった、考えたくない、避けて通りたいと思ってた。送別会をやらなければ、いつまでも栃木を離れる事は無いんじゃないか、いなくなる事ないんじゃないか…そんな子供みたいな事を考えてた。 が、しかーし!現実は避けて通れない。嫌でも別れの時はやってくる。 それならば!ストロベリーズらしく笑顔で送り出してあげようじゃないか!そう思った。
送別会の会場は佐藤ちゃんが白楊に入るきっかけになったインダルスドリーム。 そこに数多くの白楊メンバーが集まり、店内は押すな押すなの密集モール状態(〇久津さんスペース取りすぎ!) この日は佐藤ちゃんとの別れを惜しんで、また今までの感謝の気持ちを胸に多くの白楊メンバー、マネージャーはもとより、元・ストロベリーズの一郎さん、海賀も駆けつけた。こうして多くの人達が駆けつける所に佐藤ちゃんの人柄が表れてるよね。 まずは佐藤ちゃんの挨拶で幕を開け、佐藤ちゃんが各テーブルを回りながらそれぞれメンバーと言葉を交わす。 そして宴も盛り上がった頃、お店のマスターから「電報と花束が届いています」、え?誰から?「…ストロベリーズアメリカ支部の北村より」 うぉー! 遠く海の彼方から時空を超えてサプライズメッセージ&プレゼント!粋な計らいだね~! イエス!ウィーキャン! 続いてトモちゃん、山科から今までの佐藤ちゃんの写真をアルバムにして、みんなが寄せ書きしたメッセージアルバムをプレゼント。 いやー、これも嬉しいね! 「古いアルバムの中に~みんなの想い出がいっぱい♪」って感じ? そして最後に私が勝手に友人代表としてスピーチ。 今までの語り尽せぬ思い出の数々、BBQ、ホットライン、温泉、スクールウォーズ、北村の見送り、そしてストロベリーズで、白楊クラブ全体で、共に飲み、共に語り、共にプレーした日々。 その忘れ難い思い出の一つ一つにいつも佐藤ちゃんがいた事。そして大抵、こっちがお世話になる事が多かったなぁ(しみじみ)。 その今までお世話になった感謝とこれからの変わらぬ友情のしるしとして、私が選んだプレゼントはドン・ペリニオン。 かつて北村お別れBBQの時、北村が「最高の代物は最高の友人と分かちあってこそ価値がある」と振る舞ってくれて一緒に飲んだ思い出の品だ。 話しながら様々な思い出が甦って胸が熱くなり、つい涙が出そうになる。 だけどストロベリーズらしく最後まで笑顔で送ると決めたから、何とか持ちこたえた。本当はかなり来てた、目がうるうるしてた。佐藤ちゃんを見ると同じく目がうるうるしてた(笑)。 感極まっていたし、酔っ払っていたので上手く話せたか分からないけど、気持ちは伝わったようだ。きっとその時、二人は同じ気持ちだったと思う。 男二人、涙を堪えながら感動に浸ってた。
そのあとも、「どうしてゴルゴなの!?」「なんでオジキなの!?」と楽しい時間はあっという間に過ぎてとうとうフィナーレ。 店の外で最後の記念撮影。まるで佐藤ちゃんの姿をフィルムと脳裏に焼き付けるように、何度もフラッシュが光る。撮影会か! それから胴上げ。佐藤ちゃんの身体の重さを噛みしめるように何度も身体が宙に舞う。筋トレか! そうやって名残惜しい時間を少しでも伸ばしたい、少しでも一緒にいたい、いつまでもこうしていたい…。きっとその時、みんな同じ気持ちだったと思う。
振り返って、佐藤ちゃんには面倒見の良さ、気配り、サポートの大切さ、当たり前の事を当たり前にやる事の大切さ、情に厚く義理堅くと実に色々な事を教えてもらった。正に縁の下の力持ち、正にプロップって感じだった。 佐藤ちゃん、そして佐藤ファミリー、改めて今まで有り難う。そしてお疲れ様。 宮城に帰っても元気でね。離れていても気持ちのパックは堅いままだから、これから先も付き合いは続いていくから…僕達は佐藤ちゃんを、そして今日の日を忘れない。
ストロベリーズ 鶴見友亮 |
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